Acal Fuel Cell development

FC EXPO 2010 で初公開

(既存英文部分の訳)
ACALエネルギー社は、2010年3月3日~5日の3日間にわたり、江東区有明の東京ビッグサイトで開催された「第6回 国際 水素・燃料電池展(FC EXPO 2010)」において、大きな話題を巻き起こしました。当社の特許技術であるFlowCath®を用いた”FC Engine”の試作機を初めて公開し、来場の皆様にご覧に入れることができたからです。現在の技術開発のペースから考えて、低コストで耐久性の高い燃料電池システムを、2年以内に実用化・商業化できるものと考えています。
発明者のアンドリュー・クリース博士は技術セミナーにおいて、詳細にわたるプレゼンテーションを行って聴衆の関心を集めました。
展示ブースへの来場者の関心も高く、この新技術が展示会の中でも、最も革新的なものの一つであるとみなされていることが分かりました。


(レポート)
 ACALエネルギー社のコーポレートカラーであるグリーンを基調としたブースの中央には、アクリルケースに収めた試作機を展示致しました。この試作機は動かないモックアップでしたが、まずそのサイズが来場者の足を止め、原理や構造についての私たちの説明に、多くの方が耳を傾けてくださいました。
 お忙しい方のためにと技術資料もかなり余裕を持って用意したつもりでしたが、それが足りなくなるほどの盛況ぶりでした。

 初日の5月3日に開催されたアンドリュー・クリース博士による技術セミナーは、FlowCath®の技術がまとまった形で解説される、日本で初めての機会となりました。

 ちょうど会期が始まる直前に権威ある業界紙で取り上げられたこともあり、自動車メーカー、システムメーカー、政府系ファンド、マスメディアなどさまざまな業種の方がセミナーに
 クリース博士のプレゼンテーションの最後には、参加者からポイントを突いた質問も寄せられ、活発な討議が行われました。(実は、控えめなことが美徳とされる日本で行われるこの種の説明会ではめずらしいことなのです。)

 3日間の会期を終え、この技術に対する関心の高さと期待の大きさを改めて知ることができました。
 出展ブースの準備や技術セミナーの進行・通訳等でご尽力をいただいた住友商事株式会社様に厚くお礼申し上げます。 (MI)


(展示会の概要)
「国際 水素・燃料電池展」は2005年、急成長のこの技術分野にフォーカスし世界で最初に始まった展示会です。巨大市場であるアジアを背後に控え、燃料電池を支える素材や技術の多様なバックグラウンドを持つ日本という地の利を生かして今年で6回目を迎え、世界最大の国際商談展示会として知られるようになりました。各国の燃料電池メーカーや燃料電池システムメーカーに加え、自動車メーカーや環境・エネルギー関連企業、政府機関など関係者が多数訪れ、今回は3日間で8万人を超える来場者を数えました(主催者発表)。以下のリンクから、たいへんな人出でにぎわう会場の様子をご覧いただけます