Acal Fuel Cell development

FC EXPO 2010で初公開

住友商事株式会社(本社:東京都中央区、社長:加藤進、以下:住友商事)と英国ベンチャー
企業ACALエネルギー社(本社:英国ランコーン、社長:S.B.Cha、以下:ACALエネルギー)は
「FC Engine」と名付けた燃料電池モジュールの試作機(モックアップ)を3月3日(水)から
東京ビッグサイト(江東区有明)で開催される第6回国際水素・燃料電池展(FC EXPO 2010)
にて初公開します。

なお、FC EXPOではブース出展に加え、「FlowCath®」の発明者であるAndrew Creeth博士による
講演(3月3日(水)12:20開始)を予定しておりますので、ぜひともご来場下さい。

「FC Engine」は1kWから100kWまでの市場をターゲットに開発を進めており、2年以内に実用化・
商業化を見込んでおります。

ACALエネルギーの燃料電池はPEFC(固体高分子膜燃料電池)の進化形です。
従来のPEFCでは、高分子膜の正極・負極両側に高価な白金の触媒が用いられており、PEFCの
高コスト化の要因となっています。ACALエネルギーは特許技術「FlowCath®」により、正極側に
白金触媒をまったく使わず、より安価な化合物に置き換えることに成功しました。
負極側でも従来型に比べ、白金の使用量を最大90%削減できる見込みです。

また、熱や水分の制御も簡略化できるため、システムコストの削減、耐久性の向上が期待できます。